風邪を引いたり仕事が忙しかったりして、ずいぶん更新が遅れてしまいました。22話もまだ見ていない有様。
21話は、次回予告でさくらがぶち切れているのが面白かった。
さて、以下次号とか言っておきながら大幅に遅れてしまいました・・・・orz
まあ、気を取り直して、「真実の初音島」第二回です。
(以下の長文の戯言を読んでいただける奇特な方へ。前回を読まないと意味不明だと思いますので、未読でしたらこちらへ。音夢の正体について触れていますので、注意!(笑))
さて、前回は音夢の正体について考察しましたが、今回はもう一人の不審人物、朝倉純一について考えたいと思います。
前回の最後に触れましたが、DCSS最大の謎、それは実は朝倉音夢ではなく、朝倉純一サポート部隊とはいったい何だったのか、ということです。この空白の二年間に存在した朝倉純一サポート部隊こそが、二年前の出来事と現在の音夢の存在を結びつける鍵なのです。
さて、まずサポート部隊について振り返りたい思います。DCSS第一話を見た時から、サポート部隊の存在は謎に包まれていました。
第一話の彼女たちの行動を追っていくと、朝純一を起こす(担当:美春)、登校の付き添い(担当:眞子)、昼の鍋弁当の準備(担当:眞子)、下校の付き添い(担当:ことり)、買い物(担当:ことり)、食事の支度(担当:ことり)と、日常生活のほとんどを彼女たちが代行しています。その一方で、学園の中で描かれた朝倉純一は、「かったるい」を返上し、積極的に勉強とスポーツに励む健全な高校生の姿でした。
この二つの事実は、誰が見ても矛盾しています。
大体音夢は殺人的な調理技術の持ち主であり、彼女が居ようが居まいが、彼の食生活には何ら影響はなかった筈です(第一シーズンでも、彼らはよくコンビニ弁当やら店屋物で済ませていました)。音夢がいない分を補完するという、表向きのサポート部隊の役割からすると、どう考えてもやり過ぎです。少なくとも、健康な高校生男子に対するサポートの範疇を、大きく逸脱しています。
まるで介護を受けているみたいです。
いや、実際のところサポート部隊の真の目的は、朝倉純一の介護だったのでしょう。今の彼は健康体に見えますが、それ以前の空白の期間、彼はほとんど廃人状態だったのではないでしょうか。サポート部隊の献身的な介護とリハビリの結果、今でこそ人並みの生活を送っているように見えますが、彼女たちの目が行き届かないところでいつ元の状態に戻るか分からない、極めて不安定な状態に彼はおかれているのです。
たしかに、「かったるい」なんて言っている場合ではありません。彼女たちの介護を甘んじて受けなければならないと同時に、彼自身気を抜くことができない、そういう状況なのです。
ロボ音夢の目的もここにあります。ロボ音夢は、介護ロボなのです。
さて、話が核心に迫ってきました。
純一を廃人状態にまで追い込んだのは、なんだったのでしょうか?
音夢が倒れたという事実でしょうか? 確かに恋人の死に直面するという事は、極めて大きなストレスを与えるでしょう。しかし音夢の場合は死んだ訳ではないのです。ましてや、2年前はいざ知らず、今の彼は音夢が初音島を出て看護学校に行っていると信じ切っているようですので、音夢が原因で廃人になるという事はあり得ません。
では、何が原因なのでしょうか?
純一が廃人状態になるまでのダメージを与えうるもの。
初音島には、一つしかありません。
あの、かつて枯れる事がなかった桜の木です。
桜の木の力、それはみんなの願いを叶えるという魔法の力でした。桜の木の力を奪ってしまえばその魔法も消える、さくらも純一もそう信じていました。実際桜が枯れた事により、ロボ美春や頼子、ことりにかけられた魔法は消える事となりました。
しかし、さくらと純一の理解は半分しか正しくなかったのです。
さくらと純一の祖母が初音島に遺した仕掛け。それは桜の木だけでなく、もう一つの存在がなければ機能しない仕掛けだったのです。
それは、朝倉純一本人です。
出来損ないの魔法使い、朝倉純一。彼が使う事の出来る魔法は、手のひらから和菓子を出す以外にもう一つありました。
そう、他人の夢を見る事が出来る力です。
これこそが、初音島の仕掛けを機能させる、重要な要素だったのです。
つまりこういう事です。
みんなの願いは、純一の他人の夢を見る能力を通じて収集され、それを枯れない桜の木が実現する、そういう仕組みだったのです。純一がインプットで、枯れない桜の木がアウトプットという役割分担です。
しかし二年前、アウトプット装置である桜の木は枯れてしまいました。一方純一の方は他人の夢を見続け、アウトプットのない人々の願いが、純一の中に溜まり続ける事になったのです。もしかして、純一の「かったるい」はある程度それらをかわす事が出来ていたのかもしれません。
ところが最悪の事態が訪れました。音夢が再び倒れてしまったのです。音夢は純一に対する思いを強く持ちながら眠り、そして夢を見ました。純一と暮らす日々の夢です。純一もまたその夢を共有し、そして音夢の思いの強さからその夢に取り込まれ、現実へ戻れなくなってしまったのです。
彼らは音夢の夢の中で、何度も何度も同じ二人のドラマを繰り返していたのです・・・ダ・カーポの様に。
・・・といったところで、以下次号(ってまだ続くのか、ヲイ)
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